Investing.com–中国の5月のサービス部門は予想を上回る伸びを示した。民間購買担当者景況指数のデータが水曜日に示したもので、北京の持続的な景気刺激策が経済の一部に恩恵をもたらした。
5月のCaixinサービス業PMIは54に上昇し、予想の52.6を上回り、4月の52.5を上回った。
国内および海外需要の改善による新規ビジネスの増加が、このセクターを大きく押し上げた。 水曜発表のサービス業PMIは17ヵ月連続で拡大した。
それでも、先週発表された公式のPMIデータとは対照的で、5月の非製造業活動の伸びは4月より鈍化した。
しかし、Caixin PMI調査は、その範囲と対象地域において公式調査とは異なっている。 Caixinの調査は中国南部の小規模な民間企業を対象としているのに対し、公式調査は北部の大規模な国営企業に重点を置いている。
それでも水曜日のデータは、北京の最近の景気刺激策が世界第2位の経済のある面を支えていることを示している。
しかし、弱い公式PMIデータは、国内大企業が依然として弱い需要と支出低迷の圧力下にあることを示していた。
北京はここ数カ月、成長を支えるためにさまざまな刺激策を打ち出した。 しかし、今のところ中国経済への支援は限定的なものにとどまっているようだ。 デフレ傾向と不動産市場の危機が、中国経済にとっての2大問題である。