ライラ・カーニー著
ニューヨーク(ロイター) – 原油価格は、投資家が原油の供給増と需要減の見通しに注目する一方、米大統領選の波乱にはほとんど反応を示さなかったため、3回目の取引セッションで下落した。
ブレント原油先物9月物は、9セント安の1バレル82.31ドル。 米9月物のウエスト・テキサス・インターミディエイト原油は10セント安の1バレル78.30ドル。
トレーダーは、ジョー・バイデン米大統領が日曜日に再選を断念し、カマラ・ハリス副大統領を支持したことをほとんど無視した。 シティのアナリストは、ハリス氏も共和党候補のドナルド・トランプ氏も、石油・ガス事業に大きな影響を与えるような政策を推進することはないだろうとの見方を示した。
モルガン・スタンレーのアナリストは、第4四半期までに均衡がとれ、来年には黒字に転じる可能性が高いとしている。
業界団体である米国石油協会は火曜日に先週の石油在庫の推定値を発表する予定であり、米国政府の公式データは水曜日に発表される予定である。
ロイターのアナリスト6人による予備調査では、7月19日までの1週間で、米国の原油在庫は平均して250万バレル減少し、ガソリン在庫は50万バレル減少した可能性が高いと推定された。