日本円は弱含み、介入懸念にもかかわらず米ドル円は38年ぶりの高値をつける

日本円は弱含み、介入懸念にもかかわらず米ドル円は38年ぶりの高値をつける

Investing.com–木曜日、日本円はさらに弱くなり、USDJPYペアは38年ぶりの高値まで上昇した。

1ドルを買うために必要な円の数を示すUSDJPYペアは、朝の取引で160.81円まで急騰し、1986年以来の高値をつけた。

米東部時間20時33分(日本時間00時33分)には160.56円付近で取引された。

円安は、日本の当局者が今週、為替市場で「過度な」変動があった場合には介入すると警告していたにもかかわらず起こった。

トレーダーは、USDJPYが160ドルを突破した後、当局が介入すると考えていた。5月に当局が介入し、通貨を支えるために何十億ドルものドルを売り、一斉に円を買い上げたからだ。

しかし、USDJPYペアのこれまでの動きは、支援策が取られていないことを示唆していた。

今回の円安は、6月初めの日銀会合でハト派的な発言があったことを受けたものだ。 中央銀行がいつ、どのように政策を引き締める予定なのかが明確でなかったため、トレーダーは日本の通貨をショートしたままだった。

日本経済の低迷は、3月に歴史的な利上げを行った日銀の政策引き締めと追加利上げの能力にも疑念を投げかけている。

それでも、最近の経済指標は景気の持ち直しを示している。 5月の小売売上高は予想を上回り、賃金も上昇した。

日銀は、賃金の上昇が今後数ヶ月の消費を押し上げると予想しており、中央銀行にさらなる政策引き締めの余地を与える可能性がある。
しかし、円に対する最大の圧力要因は、米国の金利高騰の見通しである。 日米金利差は拡大し、3月まではマイナス圏にあったため、トレーダーはドル買い・円売りに偏った。

Related Posts
Leave a Reply